豊胸ではインプラントをどの層に入れるかが仕上がりを左右します。大胸筋の下に入れるか、乳腺の下に入れるか、その二つを組み合わせるか。デュアルプレーン法は組み合わせるアプローチで、上部は筋肉に覆わせ、下部は乳腺側に置くという考え方です。
目次
- 層によって何が変わるのか
- 三つのアプローチ
- デュアルプレーンが選ばれる理由
- どの層にするかを決める条件
- よくいただくご質問
層によって何が変わるのか
同じインプラントを入れても、置く層が違えば見え方と触り心地が変わります。筋肉に覆われる範囲が広いほど上部の輪郭が出にくくなり、覆われない部分が多いほど形がそのまま表に出やすくなります。
組織が薄い方ほどこの差が大きくなります。カウンセリングで組織の厚みを確認するのはこのためです。
三つのアプローチ
| 大胸筋下 | 乳腺下 | デュアルプレーン | |
|---|---|---|---|
| 置く位置 | 筋肉の下 | 乳腺の下 | 上部は筋肉下、下部は乳腺側 |
| 上部の輪郭 | 出にくい | 出やすい | 出にくい |
| 下部の形 | 筋肉の動きの影響を受ける | 自然に落ちやすい | 自然に落ちやすい |
| 向いている場合 | 組織が薄い | 組織に厚みがある | 上部を隠しつつ下部の形を出したい |
結果には個人差があります。
デュアルプレーンが選ばれる理由
上部は筋肉に覆わせて輪郭を目立ちにくくし、下部は乳腺側に置いて自然な傾斜を作る。この二つを同時に満たそうとするのがデュアルプレーンの発想です。
とくに、もともとの組織量が少なく上部の輪郭が出やすい方や、下垂の傾向がありインプラントの位置と乳頭の位置を合わせたい方で選択されることがあります。
どの層にするかを決める条件
第一に組織の厚みです。つまめる皮下組織がどのくらいあるかを診察で確認します。
第二に胸の下線の位置と、乳頭がその線に対してどこにあるかです。この関係によって、下部をどう作るかが変わります。
第三に、日常でどのくらい胸の筋肉を使うかです。筋肉下に入れた場合、強く力を入れたときに形が動いて見えることがあります。
これらを踏まえて、ご希望のサイズと形が今の組織で実現できるかをお伝えします。作りにくい場合は、その理由と別の方向をご説明します。
よくいただくご質問
Q1) 筋肉の下に入れると痛みが強いですか?
A1) 術後の痛みには個人差があります。層の違いだけで決まるものではなく、術後の痛みへの対応も含めてご説明します。
Q2) 運動をしていますが影響しますか?
A2) 胸の筋肉を強く使う運動をされる場合は、その点を含めて層を検討します。再開の時期も個別にご案内します。
Q3) 入れ替えのときに層を変えられますか?
A3) 状況により可能な場合があります。現在の被膜と組織の状態を診察で確認したうえでご案内します。
※自由診療です。施術にはリスク・副作用(出血・感染・腫れ・内出血・左右差・被膜拘縮・瘢痕・感覚の変化など)・個人差があります。詳しくはカウンセリングでご説明します。