移した脂肪の一部は時間とともに吸収されます。文献で報告されている生着率は50〜80%の範囲で、個人差が大きい数値です。当院の実測値ではなく文献の範囲としてお伝えしています。特定の数字をお約束することはできません。
目次
- なぜすべては残らないのか
- 落ち着くまでの時間
- 生着に関わる要素
- 複数回に分ける場合
- よくいただくご質問
なぜすべては残らないのか
移された脂肪は、新しい場所で血流とつながることで生き残ります。周囲の組織から酸素と栄養を受け取れた分が定着し、受け取れなかった分は吸収されます。
このため、一か所にまとめて大量に入れるより、層を分けて分散させて入れるほうが生着に有利とされています。
落ち着くまでの時間
| 時期 | 状態 |
|---|---|
| 術直後 | 腫れを含んで大きく見える |
| 1か月前後 | 腫れが引き、吸収も進む |
| 3〜6か月 | 落ち着いた状態に近づく |
最終的な結果の判断は、落ち着いた時点で行います。術直後の見た目は最終形ではありません。
生着に関わる要素
注入した量、分散のさせ方、注入部位の血流、そしてご本人の体質が関わります。喫煙は血流に影響するため、術後の禁煙は生着の観点でも重要です。
体重の増減も影響します。生着した脂肪はご自身の組織として残るため、大きく体重が変わると胸のボリュームも変わります。
複数回に分ける場合
一度に大量に入れるほど生着に不利になることがあるため、目標のボリュームが大きい場合は分けて行うことがあります。
ただし回数を重ねるほど採取できる脂肪が減っていきます。採取可能量とご希望のボリュームを照らして、そもそも脂肪注入で届く範囲かどうかを最初に確認します。届かない場合は、無理に繰り返すのではなく別の方法をご提案します。
よくいただくご質問
Q1) 何%残るか事前に分かりますか?
A1) 事前に確定することはできません。文献の範囲として50〜80%とお伝えし、個人差があることを前提にご説明します。
Q2) 硬いしこりのように触れることがありますか?
A2) 注入量や分散のさせ方によって、硬く触れる部分ができることがあります。定期検診で状態を確認します。気になる変化があれば早めにご相談ください。
Q3) 太ったら胸も大きくなりますか?
A3) 生着した脂肪はご自身の組織なので、体重の変化に伴って変わることがあります。
※自由診療です。施術にはリスク・副作用(出血・感染・腫れ・内出血・左右差・被膜拘縮・瘢痕・感覚の変化など)・個人差があります。詳しくはカウンセリングでご説明します。