インプラントはブランドで何が違うのか — メーカー資料の読み方

執筆: エスエム(SM)美容整形外科 | 発行日: 2026/8/9

外膜の構造やゲルの充填率といったスペックの差は実在します。ただしそれが個人の仕上がりにどう表れるかは、ご自身の組織の状態に左右されます。メーカー資料は参考情報であって、結果のお約束ではありません。

目次

  1. 当院で使用している2種類
  2. スペックの差は何を指すのか
  3. 触り心地を決めるのは組織の厚み
  4. ブランドより先に決めること
  5. よくいただくご質問

当院で使用している2種類

現在使用しているのはモティバとメンターです。

モティバメンター
ライン第1世代クラシック / エクストラ
メーカー資料での説明韓国に輸入されるのは第1世代のみクラシックは柔らかく自然な動き/エクストラはゲル充填率を高め、同じ幅でより満たされたボリュームとリップリング軽減を狙った設計

いずれもメーカーが公開している資料に基づく説明です。当院が独自に比較試験を行った結果ではありません。

スペックの差は何を指すのか

外膜の構造は、インプラントの表面と内部を隔てる膜の作りです。柔軟性や破損への耐久性に関わるとされています。

ゲルの充填率は、殻の中にどれだけ満たされているかです。充填率が高いほど形の保持力が上がり、波打つような輪郭(リップリング)が出にくいとされます。一方で、充填率が高いほど硬さを感じやすくなる面もあります。

つまりスペックは「どちらが上か」ではなく「何を優先した設計か」を示しています。

触り心地を決めるのは組織の厚み

同じ製品を入れても、方によって触り心地の感じ方が変わります。最も大きく関わるのは、インプラントの上にあるご自身の組織の厚みだからです。

組織に厚みがあれば、多少硬めの設計でも表からは分かりにくくなります。逆に薄い方では、柔らかい設計を選んでも輪郭が出やすくなります。

このため、カウンセリングではカタログを見る時間より、ご自身の組織を確認する時間のほうが長くなります。

ブランドより先に決めること

順番はこうです。ご希望のボリュームの大きさを決め、それに合う方法(脂肪注入かインプラントか)を選び、組織の状態に合わせて形と層を決める。ブランドとラインはこの過程の最後に出てきます。

逆の順番で進むカウンセリングであれば、一度立ち止まって考えてよいと思います。

よくいただくご質問

Q1) 日本で人気のブランドはありますか?

A1) 国や時期によって扱いは変わります。当院で現在使用しているのはモティバとメンターの2種類です。

Q2) 高い製品のほうが良いですか?

A2) 価格と結果は直結しません。今の組織との相性で判断します。

Q3) セビンはどうなりましたか?

A3) 2025年3月にフランスの本社が裁判所の清算判決を受け、生産・出荷が停止し、メーカー保証も現在は適用されません。そのため新規の手術には使用していません。すでに入れていらっしゃる方は、定期検診で状態を確認していただければ十分です。

作成 イ・ムヨン ・ エスエム(SM)美容整形外科 院長 ・ 形成外科専門医 ・ 大韓民国の医師免許2002年取得 ・ ソウル大学校医科大学卒業 ・ 大韓乳房形成研究会 正会員 ・ カウンセリングから執刀まで院長本人が担当します

エスエム(SM)美容整形外科 ・ 大韓民国 ソウル特別市 瑞草区 江南大路435 チュリュソンビル9階 ・ 江南駅10番出口から徒歩2〜3分 ・ +82-2-537-3707 ・ 診療時間 月〜金 10:00〜19:00/土 10:00〜16:00/日・祝 休診 ・ 外国人患者誘致医療機関 登録番号 M-2021-01-08-6303(有効期間 2027年11月9日まで)

※自由診療です。施術にはリスク・副作用(出血・感染・腫れ・内出血・左右差・被膜拘縮・瘢痕・感覚の変化など)・個人差があります。詳しくはカウンセリングでご説明します。