術後しばらくは、インプラントが本来の位置に落ち着いていく過程があります。これは想定される経過です。一方で、想定を超えて下がる場合もあり、その区別を診察で確認します。
目次
- 落ち着く過程と、下がりすぎ
- 位置が変わる要因
- 確認するタイミング
- 対応が必要な場合
- よくいただくご質問
落ち着く過程と、下がりすぎ
手術直後はインプラントが高めの位置にあります。腫れと、組織がまだなじんでいないためです。時間とともに下がって本来の位置に収まっていきます。
問題になるのは、この過程を超えて下がり続ける場合です。胸の下線より下に位置が移動する、乳頭に対してインプラントが低くなりすぎる、といった状態です。
位置が変わる要因
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 皮膚のゆとり | もともと伸びている、あるいは術後に伸びた |
| インプラントの重さ | 大きいサイズほど負担が増える |
| ポケットの作り方 | 下方向に広がりすぎた場合 |
| 組織の支持力 | 加齢や妊娠・授乳による変化 |
| 時間の経過 | 長期的な変化 |
大きいサイズを選ぶほど、この変化が早く来る可能性があります。サイズを決める際に将来の見通しまで含めてお話しするのはこのためです。
確認するタイミング
術後の検診で位置の変化を記録していきます。ご自身では気づきにくい変化も、前回の記録と比較すると分かります。
急な変化、痛みを伴う変化、片側だけの変化がある場合は、検診の予定を待たずにご連絡ください。ご帰国後もLINEで日本語でご相談いただけます。
対応が必要な場合
位置の修正が必要と判断した場合、ポケットの調整や、状況によってはインプラントのサイズ変更を検討します。皮膚の伸びが大きい場合は挙上(リフト)の併用を検討することもあります。
ただし、落ち着く過程の途中で判断すると結果が読みにくくなります。組織が安定してから判断するのが原則です。
よくいただくご質問
Q1) 術後どのくらいで位置が落ち着きますか?
A1) 数か月かけて落ち着いていくことが一般的で、個人差があります。
Q2) ブラジャーで防げますか?
A2) 術後の固定については個別にご案内します。自己判断で締めつけを強くすると別の影響が出るため、指示に沿ってお使いください。
Q3) 修正手術は大変ですか?
A3) 内容によります。ポケットの調整で済む場合もあれば、サイズやリフトを併せて検討する場合もあります。診察で現在の状態を確認してご説明します。
※自由診療です。施術にはリスク・副作用(出血・感染・腫れ・内出血・左右差・被膜拘縮・瘢痕・感覚の変化など)・個人差があります。詳しくはカウンセリングでご説明します。