顔の皮膚の下には層があり、その一つがSMAS(表在性筋膜層)です。リフト手術ではこの層を扱います。高密度焦点式超音波はこの深さに熱を加える設計で、当院では1.5mm・3.0mm・4.5mmの照射深度を使い分けます。ただし手術で層を持ち上げることとは別の話です。
目次
- 顔の層の構造
- 三つの照射深度
- 手術とは何が違うのか
- どの深さを使うか
- よくいただくご質問
顔の層の構造
表面から順に、皮膚、皮下脂肪、SMAS(表在性筋膜層)、その下に筋肉と骨があります。
たるみは皮膚だけの問題ではなく、その下の層のゆるみも関わります。リフト手術がSMAS層を扱うのはこのためです。
三つの照射深度
| 深さ | 到達する層 |
|---|---|
| 1.5mm | 浅い層 |
| 3.0mm | 中間の層 |
| 4.5mm | SMAS層 |
部位と目的によって使い分けます。皮膚の薄い部位と厚い部位では適した深さが異なります。
手術とは何が違うのか
手術では、SMAS層を実際に持ち上げて固定します。物理的に位置を変える処置です。
高密度焦点式超音波は、この層に熱を加えるものです。層の位置を物理的に動かすわけではありません。
したがって、たるみが進んで位置そのものが下がっている状態では、この機器で扱える範囲を超えます。この場合は手術をご提案します。
どの深さを使うか
診察で皮膚の厚みと、たるみがどの層から来ているかを確認します。目もとのように皮膚が薄い部位と、フェイスラインのように厚みがある部位では選択が変わります。
必要でなければ行わないという判断もあります。診察の結果、今は何もしなくてよいとお伝えすることもあります。
よくいただくご質問
Q1) 深いほど効果がありますか?
A1) 深さと効果は単純な比例関係ではありません。部位に適した深さを選ぶことが重要です。
Q2) 手術と併用できますか?
A2) 目的が異なるため、状況によって併せて検討することがあります。診察でご相談ください。
Q3) 痛みはありますか?
A3) 感じ方には個人差があります。施術前にご説明します。
※自由診療です。施術にはリスク・副作用(赤み・腫れ・押したときの痛み・一時的なしびれるような感覚など)・個人差があります。詳しくはカウンセリングでご説明します。