目の下の脂肪を取り除くのではなく、へこんだ部分へ移動させて段差をなくす手術です。1995年にDr. Sam T. Hamraが発表した術式の考え方に基づいています。当院では目の下の施術としてハムラ法、経結膜ハムラ法、下眼瞼形成、目の下の脂肪再配置の4種類を行っています。
目次
- 取るのではなく移す理由
- 段差が影を作っています
- 経結膜(非切開)という選び方
- 回復の目安
- よくいただくご質問
取るのではなく移す理由
以前は目の下の膨らみを脂肪の切除で対応する考え方が主流でした。ただし取りすぎると、その部分がへこんで別の影ができます。年齢を重ねるとこの影が目立ちやすくなります。
移動させる方法では、膨らんだ脂肪をその下のへこみへ移すため、段差そのものが緩やかになります。取る量ではなく、どこへ移すかを設計する手術です。
段差が影を作っています
目の下が暗く見える原因は一つではありません。膨らみと、その下のへこみが作る段差が影になっている場合、明るさの問題ではなく凹凸の問題です。この場合、色を明るくする施術では変わりません。
一方、皮膚のたるみが主な原因であれば、脂肪を移すだけでは印象が変わりません。この場合は切開を伴う下眼瞼形成を検討します。
| 主な原因 | 適した方向 |
|---|---|
| 膨らみと段差 | 脂肪再配置 |
| 皮膚のたるみ | 下眼瞼形成(切開) |
| 色素沈着 | 手術で扱う領域ではありません |
経結膜(非切開)という選び方
まぶたの裏側(結膜)から入る方法では、表に傷が残りません。日本からお越しの方に選ばれることが多い方法です。
ただし、この方法だけでは解決しない状態が五つあります。皮膚がすでにたるんでいる場合、眼輪筋の張りが低下している場合、移す脂肪の量が足りない場合、頬の上部が一緒にへこんでいる場合、色素沈着が主な原因の場合です。
該当する場合は下眼瞼形成を併用するか、別の方法をご提案します。
回復の目安
目の下の脂肪再配置は、日常復帰まで約3日、腫れが落ち着くまで約3日が目安です。下眼瞼形成はそれぞれ約7日です。いずれも個人差があります。
当院の集計では、目の手術後平均2日でご帰国されています。
よくいただくご質問
Q1) 20代でも受けられますか?
A1) 皮膚の張りがある20〜30代では経結膜の方法が適することが多くあります。年齢ではなく皮膚のゆとりと張りで判断します。
Q2) 効果はどのくらい続きますか?
A2) 移した脂肪の位置は保たれる傾向ですが、その後の老化まで止める手術ではありません。
Q3) ヒアルロン酸を入れたことがありますが受けられますか?
A3) 残っている場合は手術の計画が変わります。時期と部位を必ずお知らせください。
※自由診療です。施術にはリスク・副作用(出血・感染・腫れ・内出血・左右差・瘢痕・過矯正や低矯正・一時的に目が閉じにくいと感じることなど)・個人差があります。詳しくはカウンセリングでご説明します。